三連休中日ですね。投稿4日目、3日坊主の壁を越えました(^O^)
昨日は飲みすぎた話をさせていただきましたが、今日はその続き。。。二日酔い。
何度も失敗しているとだんだんわかる。明日絶対やばいやつだコレ。。。。後悔先に立たず。。。。。でも、起きてみると意外といける!!って思う日ありますよね?だるいけど吐き気もないし、気持ち悪くもないし♡♡と思い出勤。
悪夢はそこからです。
カンファ中に、やばい・・・気持ち悪い・・・でも抜け出せない・・・・・・・・・何度もこみあげてくるものを抑え、カンファ終了!!
と思いきやお偉い先生方からのお話・・・今日に限って・・いつもないじゃん・・・・やめてよ・・・・・・もう無理だよ・・・・・顔が青ざめていくのがわかる・・・
白目をむきながら耐え、先生のお話終了とともにトイレへGO!!
マストでいかなければならない業務以外すべてを切り捨てて午前中は自分の介抱です。ごめんなさい・・・動けるようになったら私の二日酔いの供オレンジジュースとカルピスウォーターを引きずり込んで再び指定席へ・・・飲むと同時に・・・こうして体の中を浄化していくのでした・・・・・
二日連続でアル中研修医の話は見るに堪えないと思うので・・・
これを機会にアルコール中毒について勉強してみましょう
夜間救急当直をしているとよくアルコールにやられた人々が運ばれてきます。事前段階で入った情報だけでスタッフさんは怒りモード。わかります。イライラしますよね。自分のせいだろ。運ばれてきてんじゃねーよ。って。
でもね、酒飲みからしたらあまり突き放せない。あなたの気持ちもわかるよ。飲みたかったんだよね。今度から気をつけよ。
アルコール関連で運ばれてくるときは主に3パターン:①飲みすぎぐったり、意識なしパターン②飲みすぎ興奮、手が付けられないパターン③今日だけじゃないずーっと飲んでてふらふらしているパターン
②パターンの時は男性医師に任せちゃいます。自分の身を守ることも大事。どうしてもの時は、男性看護師さんに必ずついてもらいます。
まず、すべてのパターンに共通して、外傷やアルコール以外の影響がないか確認します。(転倒、頭部外傷よくあります。慢性硬膜下血腫あることも・・・。アルコール+睡眠薬やそのほかの薬の場合もあります)
もちろんバイタルは確認しましょう。意識悪いときは気道確保、体位も重要です。急に嘔吐するときあるからね。低体温なことがよくあります。
検査としては血糖、電解質、浸透圧、ガス、(たまにトライエージ)を。
血中エタノールの推定式(mg/dL)=浸透圧ギャップ×4.6
浸透圧ギャップ=血漿浸透圧測定値-血漿浸透圧予測値=血漿浸透圧測定値-(2*Na+BUN/2.8+BS/18)
つまり血中エタノールの推定式=【血漿浸透圧測定値-(2*Na+BUN/2.8+BS/18)】×4.6
50くらいから運動失調(ふらつき、ろれつが・・)がみられることがあります。
300からは意識が混濁してきます。危ない・・・
急性アルコール中毒(①②)の時は保温と糖を含んだ輸液をします。教科書的には絶対保温ですが、普通の体温の時はしないこともよくあります。お布団かけておいてあげましょう。
「ラクテックGとプリンペランで」ここで重要なのは③慢性アル中。ビタミンを忘れずに。念のため輸液にビタメジンを混ぜておきましょう。
救外で慢性アル中の離脱は急性アル中より頻度は低いけどたまに来ます。私は特に薬を入れず精神科をよんじゃいます。精神科回ってるときに精神科以外の医者が安易にベンゾ系使うなって言われたから呼んだれ!!って思ってます。
精神科がいない病院の場合はセルシン筋注して精神科医受診を指示しましょう。
最後に・・アルコールの致死量は5-8g/㎏(ビール6-10L)←ビール6Lとか普通に飲む人いるよね?
気を付けます。長生きしたい。
また明日
コメント